効果的な屋上防水改修工事発注の新発注方式 建築保全ご担当必見

query_builder 2021/03/13
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屋上防水改修工事設計施工コンペ

屋上防水改修工事において、工事後の漏水クレームを防止する。非常に効果的な発注手法があります。それは実地調査~改修設計~責任施工まで一貫した設計施工一貫発注方式です。これにより専門業者から意欲的かつ積極的な良質な改修案が募れます。これにより起案から着工までの大幅に時間と設計費、工事費、監理費が一元化し費用が大幅に節約できる上に、「設計仕様書通りに施工して検査も通っているのでウチに非が無い」等施工後の雨漏りに対してトラブルを未然に防げます。


具体的には同種の建物の改修実績ある数社をピックアップし、既存建物の平面図や断面詳細図を支給し、個々に現場を無償調査させ見積りを提出させる。改修仕様の根拠を資料を添えてプレゼンテーションさせ、見積り金額と改修仕様の正当性を総合評価する。所謂、設計施工コンペ発注です。(入札参加業者を評価するプロポーザルではなく、提案改修仕様と工事費を評価するコンペです)

屋上防水改修設計

従来は入札の公平さを重きに置き過ぎるが為に利害第三者たる設計者が仕様を組み、仕様規定による設計書で競わせるという仕組みですが、屋上防水改修工事は工事の性格上、施工後の業者のメンテナンス力も加味する必要が大いにあります。屋上防水改修には「長期間雨を止める」という確固たる目的がありますので、本来仕様規定による発注より性能規定による発注が向いているのです。



仕様規定が、材料や工法等の仕様を具体的に規定するのに対して、性能規定では、要求する「性能」を規定するものです。例えば、屋上防水改修工事において「既存のシンダーコンクリートを高圧水洗浄の上、ポリマーセメントモルタルにて下地調整し、既存伸縮目地材を撤去し、シーリング材を充填する。改修防水層はウレタンゴム系塗膜防水X-1仕様とする」というのが仕様規定による仕様です。



それに対し性能規定による仕様例は「事前に入念に既存の下地の状況を調査し、最適な下地調整を施し、受注者と施工者と防水材製造者連名の完成引渡の日を起算し10年間雨水による漏水が生じた場合、無償で当該防水層を修繕し漏水を止める旨の保証書を差し入れる事。なお防水材の材質、仕様工法は別段の定なし」です。





ポリマテックス

具体的な受注例 ご発注者様:公立大学法人大阪府立大学

(現 公立大学法人 大阪)


工事名称:大阪府立大学C12棟屋上防水改修工事


工期:平成29年3月


ご採用工法:「既存加硫合成ゴム系ルーフィングシート防水下地調整の上ポリマーセメント系塗膜防水(補強布入)」


製品・仕様:有限会社ひかり化成製「ポリマテックスPT-2工法」

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